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クリア塗装ってどうなの?外壁塗装選びで失敗しないための注意事項まとめ

透明の塗料で外壁を塗るクリア塗装。外壁のデザインを活かせるため人気な塗料の1つですが、実は選択に失敗したと思っている人が一定数います。その理由は技術不足や外壁の相性など情報不足によるものがほとんどです。

今回この記事では、クリア塗装のメリットやデメリット、失敗しないための注意点や確認方法について説明します。情報収集せずにクリア塗装を行うと失敗して損をする可能性があります。失敗を回避するために、塗装する予定の外壁と照らし合わせながら情報を集めましょう。

クリア塗装って何?

クリア塗装

クリア塗装とは、建物の外壁や屋根に施される塗料の1種です。最大の特徴は無色透明という点です。塗装は色をつけるイメージがありますが、着色せずに素材本来の色味や木目を最大限に活かせられます。

最近ではデザイン溢れる外壁も溢れているため人気な塗料であり、選択を検討している方も多いでしょう。

クリア塗装にするメリット5選

クリア塗装で塗られた外壁は従来の着色する塗料では得られない効果もあり、重宝されている塗料の1つです。クリア塗装をすることで得られるメリットは以下の5つになります。

・外壁の色や柄などのデザインが保てる

・外壁にツヤが出る

・外壁の保護をしてくれる

・外壁のチョーキングが発生しない

・塗装の工程が短くなる

外壁の色や柄などのデザインが保てる

色をつけないクリア塗装では、外壁の色や柄など本来のデザインを保てる点が最大のメリットです。最近では建物の外観の美しさに力を入れている住宅や会社も多いため、イメージに合った外壁の演出をサポートしてくれます。外壁を塗りつぶさずに個性をそのまま発揮できます。

外壁にツヤが出る

クリア塗装では、透明な塗膜を形成するため外壁に光沢感を与えます。塗膜とは塗料を塗った際に建物の表面を覆うように形成される薄い膜のことです。塗膜が透明であることで光を反射させてツヤの演出が可能であり、清潔感のある外壁に仕上がります。また、外壁に付着した汚れを落としやすいという点もメリットとして挙げられます。

ツヤ具合も選択でき、強めや控えめ、マットなど柔軟に選択可能です。ツヤの程度は、写真やサンプル、太陽光に当たった時の色味を見て選ぶと失敗が少ないです。

外壁の保護をしてくれる

外壁に塗装を行うと、塗料を用いて建物を一層覆うことができ、耐久性や防水性を向上させることが可能です。建物の素材を劣化や腐食から守るだけでなく、雨や風、雪などの自然気象から内部への湿気を防ぐ効果にも期待できます。外壁塗装を行うことで、経年劣化や建物の寿命を伸ばすことも可能です。

外壁のチョーキングが発生しない

他の塗装方法では、時間経過とともに外壁表面に白く粉を吹いたようなチョーキングと呼ばれる現象が発生することもあります。チョーキングは紫外線や大気汚染、自然気象などの外部要因によって塗料や塗膜が劣化して起こり得ます。

クリア塗装にはチョーキングの原因の1つである顔料が含まれていないので、チョーキングを発生させずに外観の美しさを保つことが可能です。

塗装の工程が短くなる

塗装工程

クリア塗装では、色の調合もなく塗る工程も従来の塗装方法から1段階省略できるので、工程が短くなります。従来の塗装方法では下地から始まり、下塗りと中塗り、外塗りと続いていましたが、クリア塗装では下塗りを省略して作業が進められます。2回の塗装で済むためその分の塗装作業時間と材料費、コストの節約も可能です。

クリア塗装のデメリット3選

従来の塗装方法と比較してメリットが多くあるクリア塗装ですが、デメリットもあります。このデメリットを理解していないことで、失敗につながることもあるでしょう。クリア塗装のデメリットとして挙げられるのが以下の3つです。

・外壁の劣化が透けてわかってしまう

・相性が悪い外壁がある

・塗装の技術が必要になる

メリットとデメリットを知った上で選択するようにしましょう。

外壁劣化が透けてわかってしまう

外壁のひび割れ

クリア塗装は透明な塗膜を形成するため、外壁の劣化や汚れがより目立ってしまう傾向があります。建物が経年劣化するとクリア塗装の下で劣化が進行し、外観の美しさが損なわれる可能性もあります。

相性が悪い外壁がある

一部の外壁や素材とクリア塗装の相性が悪い場合もあります。例を挙げると、プラスチックや金属などを含んだ素材とは相性が悪く、表面にクリア塗装が密着しないこともあります。相性が悪い外壁にクリア塗装を行うことで出てくる弊害は2つです。

・クリア塗装の剥がれが発生する

・経年劣化が進行しやすくなる

密着度が低いため、外壁と塗料に空間ができて剥がれが生じやすくなります。外壁が剥がれることで、雨漏りや安全性の低下などが起こり、経年劣化の進行が懸念されるでしょう。外壁の剥がれをそのまま放置することで、剥がれが広がり補修作業のコストも高くなるため、早めに対処する必要があります。

建物の資産価値も低下するため、将来的に売却や賃貸を考えている方は、外壁の種類とクリア塗装の相性についても事前に確認しておく必要があります。

塗装の技術が必要になる

クリア塗装は通常の塗装と比較して、難易度が高く技術が必要になります。透明な塗料は、見えづらいため均一に塗りにくく、凸凹とムラができたり、気泡が混ざったりすることもあります。それだけでなく塗膜を均一に形成するために、適切な塗料の選定や外壁との相性などの知識や経験が必要になるので、技術者の力量にかかっていると言えるでしょう。

不適切な施工や素材の選定は、外観の品質や耐久性に大きく影響を与えるため、業者や職人選びも慎重に検討しなければいけません。事前に実績や口コミを見て判断する必要があるでしょう。

クリア塗装がおすすめな外壁

クリア塗装との相性が良く、おすすめな外壁素材が以下の2つです。

・レンガ調やタイル調の窯業系サイディング

・コンクリートでできた外壁

適切な外壁はクリア塗装のデメリットを最小限にしつつ、メリットを最大に活かすことが可能です。契約や施工前にクリア塗装の導入を検討している外壁の種類と、塗料の確認をしておくことで、失敗を回避できるでしょう。

レンガ調やタイル調の窯業系サイディング

自然な風合いや質感が特徴的なレンガやタイル調をはじめとする窯業系サイディングは、クリア塗装との相性が良いです。サイディングとは、建物の外壁に使用される素材の1つで、一般的に合成樹脂やセメント、木材などの素材を加工して作られます。最近では外壁材として人気があり、豊富な種類とデザインがあります。

中でも窯業系サイディングは、主原料に繊維質やセメント質が含まれており、約8割以上の人や企業が選ぶ外壁です。

窯業系サイディングは、外観のデザインの美しさを重視しており、クリア塗料の相乗効果が狙える外壁素材の1つです。デザインを潰さずに光沢感を与え、密着度も問題ないため、クリア塗装が選択肢の1つとして挙げられます。

コンクリートでできた外壁

コンクリートでできた外壁もクリア塗装に適した素材の1つです。クリア塗装によってコンクリートの質感や色合いを活かすことができ、建物にモダンで洗練された印象を与えるでしょう。

コンクリートはそもそも汚れが付きやすく、雨水の入りやすい素材なので、水を弾く加工である撥水剤を使用します。撥水剤だけだと雨水を通す可能性があるので、外壁の保護や耐久性を高めるためにクリア塗装と組み合わせることがおすすめです。コンクリート素材の外壁が希望で、建物の寿命を伸ばしたい方は外壁塗装にクリア塗装が選択肢として挙がるでしょう。

【クリア塗装をする前に知りたい】失敗しないための注意点や確認事項7つ

クリア塗装のメリットとデメリットを知った上で、導入したいと考えている方に知ってほしい注意点や、失敗を回避するための確認事項として、以下の7つのポイントが挙げられます。

・新築から10年以内の建物であること

・ヒビや劣化がない状態か

・チョーキングの進行の有無

・クリア塗装と相性が悪いコーティング加工や塗料ではないか

・コーキング上に塗装しないか

・定期的なメンテナンスが可能か

・過去にクリア塗装をしていないか

注意点や確認事項を確認せずに塗装することで失敗や後悔が起こり得ます。次の状態に当てはまっていないか確認してから、業者への問い合わせや契約、施工など次の段階に移るようにしましょう。

新築から10年以内の建物であること

クリア塗装を施す際には、塗装する建物が10年以内であることが望ましいです。10年以上経過した建物だと劣化や汚れ、傷など修復が必要な箇所が多い可能性が高く、クリア塗装を行ったとしても劣化が可視化されるでしょう。

それだけでなく、劣化を補修せずに塗布することで外壁と塗装の間に空間ができ、劣化の進行や外壁塗装の剥がれにつながります。外壁塗装の寿命も短くなるので余分なコストがかかるでしょう。そのため、新築から10年以内の建物を対象としてクリア塗装を施工することがおすすめです。

ヒビや劣化がない状態か

外壁は紫外線や雨など外部刺激でヒビや劣化が生じやすいです。通常の塗料であれば三度塗ることで小さなヒビや傷が埋まり、目立たなくなりますがクリア塗装は透明なので、傷が顕著になり美しい外観を損ねます。

その状態のまま放置することでヒビや劣化の進行も考えられるので、施工を行う前に補修作業が必要です。

チョーキングの進行の有無

チョーキング現象

経年劣化や紫外線などにより塗膜が白く粉を吹く現象であるチョーキングが進行している場合、先にチョーキングの問題を解決してからクリア塗装を行う必要があります。

チョーキングが進行している外壁の上からクリア塗装を行うと、ツヤが出ずに白くぼやけた仕上がりになることもあります。他にも、チョーキングの白い粉が外壁と塗装の間に入り、密着性を防ぐこともあり、耐久性にも影響する可能性が高いです。外壁に大きな傷がなかったとしても、一度チョーキングが起きていないか確認しましょう。

クリア塗装と相性が悪いコーティング加工や塗料ではないか

クリア塗装を行う前に、建物に施されているコーティング材や塗料の確認をしなければいけません。既に使用されているコーティング材や塗料がクリア塗装と相性の悪いものであれば密着性が悪くなり、耐久性や仕上がりに影響してきます。クリア塗装と組み合わせない方が良いとされているものの例は以下の通りです。

・特殊コーティング(無機やフッ素、光触媒など難付着塗料と呼ばれるもの)

・金属でできたサイディング

・耐久性が高い塗料の使用

これらの塗料やサイディングは耐久性が高いため、ある程度の年数が経過していたとしても塗膜が劣化していないことが多いです。前回の塗装から10年以上も経過しているのにも関わらず、外壁の劣化や色あせ、チョーキングがなければ上記のコーティングが施されているかもしれません。この上からクリア塗装を行ったとしても、密着しづらく、早期の剥がれにつながる可能性も高いです。

あらかじめ使用されているコーティングや塗料、サイディングの情報を集めて、相性を確認してから作業に移ることをおすすめします。特殊コーティングの上からクリア塗装を行いたい場合、このケースに対応した下塗り塗料もあるため検討してみるのも1つの選択です。

コーキング上に塗装しないか

コーキングとは、外壁同士の隙間を埋めて雨水の侵入を防いだり、気密性を高めたりすることを目的とした技術のことです。このコーキング上にクリア塗装をすることは避けた方が良いとされています。

理由として、コーキングの役割を果たせずに腐食してしまい、見た目や機能的に問題を発生する可能性があるからです。外壁同士の隙間にコーキング材が使用されているケースに塗装するためには、以下の方法が取られるのが一般的です。

・クリア塗装終了後に再度コーキングを補充する

・コーキング上に養生してクリア塗装を行う

・クリア塗装ではなく他の塗装方法に変更する

最終的なデザインや機能を考慮した上で検討してみてください。

定期的なメンテナンスが可能か

クリア塗装は、通常の塗装とは方法が異なり、下塗りがありません。工程が少なく済むメリットがありますが、通常の塗装と比較して塗膜が薄いです。クリア塗装にもフッ素やシリコンなどもありますが、それらを加味しても通常の塗料よりも耐用年数は短いです。

塗膜が薄いことで建物の位置や環境によっては汚れや紫外線の影響を受けやすく、寿命が短い傾向があります。

そのため、定期的な洗浄や再塗装などのメンテナンスが必要になるので、それは可能か確認してから施工に取り掛かりましょう。

過去にクリア塗装していないか

過去にクリア塗装をしている外壁に、再塗装を検討されている方は注意が必要です。洗浄や下地など下処理を適切に行っていなければ、塗装の難易度がさらに上がり、凸凹とムラができたり白濁したりと様々な問題が生じます。

基本的に材料の内容がわかっている同じ塗装会社に頼むことをおすすめしますが、新たな業者に頼む場合は、前回の塗装状況や使用材料などの情報共有をしっかりと行いましょう。

まとめ

クリア塗装は外壁の色や柄を個性としてそのまま残せて、幅広いデザインを可能にしてくれる一方で、適応できる外壁やコーディング材、塗料との相性を確認しなければいけません。確認を怠ることで、劣化や剥がれなど機能的な問題が起こるだけでなく、最大のメリットである外観の美しさも損なわれる可能性が高いです。

クリア塗装をしたことによる失敗や後悔を避けるために、事前に外壁の確認や情報収集が重要です。集めた情報を塗装業者に共有し、適切な方法で塗装できるように準備しましょう。

外壁塗装は塗装と足場の2社に分かれて作業を行うことが一般的です。少しでも補修のコストを抑えたい方は、塗装と足場を一貫したサービスで提供して中間マージンを省いた業者を見つけることが1つの方法になります。

クリア塗装はポイントをしっかり押さえていれば失敗する可能性は低いです。注意点や確認事項を把握して、適切な方法を選択し、理想の外観を叶えましょう。

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代表からご挨拶

皆様はじめまして。

家の傷む箇所が増えてきたら、リフォームなども検討するところ。 それでも、外壁塗装を選ぶというのは、”愛着のある家を残す”という意思決定になります。 そんな節目に、もう一度戸建てを持った誇りを取り戻してほしい。それが私たちの願いです。 そんなあなたの意思決定を、私たちは最大限尊重します。

新築の設計のように、こだわりを忠実に再現します。 新築の家を建てるのは、一生に一度の大きな決断です。 パパッと決められるのはきっと嫌じゃなかったでしょうか?

新築気分をもう一度味わってもらうために、小さなことでもこだわりをお聞かせください。

代表の写真

株式会社オネスト代表取締役 (屋号:オネスト塗装)

大 西 耕 作