外壁塗装ブログ
blog外壁塗装で失敗しないため見積書でチェックすべきポイントを解説
そろそろ外壁塗装をしようと考えたとき、何社かの見積書を比較するのは最低限必要なことですが、その見積書を正しく見ることができなければ意味がありません。
ありがちな失敗例は「金額だけで決めてしまった」というパターンで、その多くは手抜き工事やトラブルで損をしているようです。
そのような失敗を避けるため、本記事では外壁塗装の見積書でしっかりチェックすべきポイントを分かりやすく解説します。
外壁塗装の見積書を理解する3つのメリット
外壁塗装は10年に一度あるかないかという大掛かりなメンテナンスですが、それ故”それなり”の費用が必要です。
当然「費用を抑えたい」と思うのは普通の感情でも、それだけを考えていると長い目で見ると大きな損失になってしまいます。
そこで最初に考えるのは「外壁塗装の見積書を正確に読み解く」ことで、これを理解すれば少なくないメリットを得られるでしょう。
見積金額が適正なのか判断できる
普段関わることのない物やサービスの対価というのは、それが適正価格なのかどうかが分かりにくいものです。
分からないまま見積書を眺めて外壁塗装を依頼すると、結構な確率で失敗することになるので、最低限の見る目は養うべきでしょう。
外壁塗装の中身を知らなければ、ついつい最終的な見積金額に目を奪われますが、大事なのは適正価格でその金額が算出されているかということです。
質の悪い塗装業者の出してくる見積書には、以下のような共通点がみられます。
- 全ての算定基礎が曖昧で「○○一式」という記載になっている
- 外壁塗装で一般的に必要な工程が曖昧になっている
- 塗料の種類やメーカーが記載されていない
- 保証内容やアフターフォローの記載がない
これらの要素が揃っている見積書であれば、悪徳業者判定で考えて「限りなく黒に近い業者」といえるでしょう。
いくつかの見積書を比較すれば、家の大きさに応じた外壁塗装の適正額が分かるはずなので、中身のチェックは重要です。
手抜き工事を防ぐことができる
悪い見積書の特徴は、具体的な項目や単価を曖昧にしていて、それが手抜き工事の温床となっています。
典型的な手抜き工事は人件費を削って利益を出そうとする行為で、酷い事例では「DIYしたほうがマシだった」というケースも見られます。
騙すことを厭わない業者によっては、知識も経験もないような素人同然のスタッフが施工するようなケースもあり、その仕上がりは「推して知るべし」でしょう。
見積書をしっかり確認すれば、少なくとも素人に家を傷つけられるリスクは減らすことができます。
不要な工程や追加工事を防止できる
外壁塗装に限らず、不正行為を働く業者の典型的な行いは「難癖をつけて契約金額以外のお金を巻き上げる」ものです。
はっきり言ってしまえば「詐欺」なのですが、残念ながらこのような行為が横行しています。
こうした詐欺に共通しているのは、明確な見積書を出すことなく「全体を○○万円で仕上げますよ」といった口約束です。
そして依頼して工事をしている最中に「この金額では完成できません」などという。塗装のプロでは口が裂けても言えないセリフを吐きまくります。
そこで気が付いたとしても”時すでに遅し”で、大事なのはそのような事態に陥らないことです。
外壁塗装の見積書で注意すべき7つのポイント
最低最悪の極悪塗装業者は、先ほど説明したとおりの分かりやすいダメさなのですが、世の中に多いのは「プチボッタくり業者」です。
このケースが厄介なのは、一回の工事で数万円という気付きにくい搾取をすることで、この行為を防ぐためにはより深い見積書への理解が必要となります。
ここからは、外壁塗装の見積書で注意すべき7つのポイントを掘り下げて考えていきましょう。
工事の項目や内容がきちんと記載されているか
外壁塗装の施工には、一般的にみて「これは無いほうがおかしい」という常識が存在しています。
細かく見ていくと外壁塗装には以下のような工程が必要で、見積書に詳しく記載がないようだと怪しむべきでしょう。
- 足場設置
- 高圧洗浄
- 養生
- 下地処理
- 下塗り
- 中塗り・上塗り
- 破風(はふ:屋根の妻側部分)
- 軒天(屋根の外壁より出ている軒先の天井部分)
- 廃棄費用などの諸費用
優良な業者ほど見積書のなかに詳しい工程を入れることが多く、逆に「塗装作業一式」と書いて終わっている見積書は信用できないものです。
当たり前のことですが、見積書の内容を詳細に記載するほど適正価格なのか分かりやすくなるので、悪徳業者ほど曖昧な記載にすることが理解できると思います。
使用される塗料の種類やメーカーが分る内容か
外壁塗装の見積書にどのメーカーの塗料なのか記載されているか確認することは基本的なチェック内容です。
それというのも、どの業界でも「使用材料をケチる」ことは「工数を省く」のと並んで、悪徳業者の定番行為だからです。
「シリコン塗料」や「フッ素塗料」といった種類だけではなく、どのメーカーの何という塗料を使うのか、具体的な記載があるか確認しましょう。
また記載されている塗料の性能や特徴は、各塗料メーカーのホームページをみると説明があるので、安心して外壁塗装を任せることができるか判断材料になります。
尚、信じがたいことですが、契約内容と違った塗料を使われてしまいトラブルになる事例もあるようです。
使用される足場には注意が必要
外壁塗装をするために足場を組むことは一般的な工程ですが、この足場には2種類あることをご存知でしたでしょうか。
普通に見ている足場は「クサビ式(ビケ)足場」というもので、これであれば少なくとも足場で手抜きをされることはないでしょう。
しかし、中には「単管足場」という鉄パイプをつなげただけの足場で済まそうとする業者がいるので注意が必要です。
実はこの単管足場というのは、外壁塗装工事のような2m以上の工事では労働安全衛生法でも使用が禁止されています。
こんな足場を使って利益を上げようとする業者は論外なので、足場については注目してみましょう。
塗装回数には注目しよう
見積書がしっかり明確になっていることが前提ですが、外壁塗装の工程で塗装回数は注目すべきポイントです。
外壁塗装では、下塗り・中塗り・上塗りの3工程を行うことが一般的なので、それと違う見積もり内容は理由を聞く必要があります。
塗料の種類によっては2回の塗装で効果を期待できますが、そうだと知らなければ疑ってかかる方が無難です。
外壁塗装を3回に分けてする理由は明確で、それぞれ以下のような役割をもっています。
- 下塗り … 外壁の劣化を補修し、中塗りや上塗りと外壁の接着力を高め、シーラーやプライマー などを使います。
- 中塗り … 紫外線や雨風などのダメージから外壁を守る役割をもち、この工程で使う塗料によって耐久性や価格が変わってきます。
- 上塗り … 中塗りと同じ塗料を使って塗膜の表面を整え、皮膜の強度を高める。
この3工程で使われている塗料の種類やメーカーも要チェックで、詳細な見積書ほど確認しやすいことが理解できると思います。
見積金額の単位には要注意
塗装業者に限らず悪い事業者が見積書に記載しがちなのが、「〇〇工事一式」という漠然とした表記です。
常識的に考えれば分かることで、外壁塗装は家の大きさや外壁の種類などで手間や費用は大きく異なります。
外壁塗装の見積もりでは「平米(平方メートル)」単価で計算されることが一般的で、家屋の階数や窓の大きさ、数などによって外壁の塗装面積は大きく変わってきます。
そんな当り前のことを悪徳業者は省いてしまい、声を大にして「お得です」というばかりです。
塗装業者にとっては誤魔化すことが生命線なので、分かりにくい見積書が危険であることは理解できるでしょう。
見落としがちな付帯工事の内容
あまり外壁塗装を知らなければ、「外壁塗装は足場を組んで塗って終わり」のような安易な考えを持っている人が多いようです。
しかし外壁塗装は、大事なマイホームを長く良い状態を保つための重要なメンテナンスなので、見積書の中身をよく確認してみましょう。
足場の設置や事前の洗浄、そして外壁塗装以外にも以下の点がしっかり記載されているか確認することが必須です。
- 養生
- 下地処理
- 破風(はふ:屋根の妻側部分)
- 軒天(屋根の外壁より出ている軒先の天井部分)
- 廃棄費用などの諸費用
外壁材の種類や施工状況によりますが、高確率で塗装前の下地処理が必要になっているはずです。
塗料を塗るだけの業者は、塗装業者とは言えないような粗悪な存在だと知っておきましょう。
耐用年数やアフターフォローの記載を確認
信頼できる塗装業者は、施工物件や施工内容に自信があるため、充実した保証内容やアフターサービスを実施しています。
外壁塗装に関する保証は以下の3種類があるので、契約前に保証内容をしっかり確認しておきましょう。
- 自社保証 … 外壁塗装業者が独自に実施する保証制度で、あまり長すぎる保証期間だと逆に疑わしいケースも。
- 第三者保証 … 外壁塗装業者が加盟している組合や団体による保証制度。保証期間や内容は加盟組合・団体によって異なる。
- 塗料メーカーによる保証 … 塗装に使用した塗料のメーカーによる保証制度。
保証制度があるから安心するのではなく、どのような内容なのかしっかり確認することが重要です。
また優良な塗装業者は、事前に使用する塗料の種類やその特徴をしっかり説明し、次に外壁塗装を行うべきタイミングを教えてくれるでしょう。
安さだけに着目していると、結果的に損をすることを理解すべきです。
外壁塗装を注文する前にしておくべきこと
外壁塗装を考えるタイミングというものは、たいていは素人目に見ても「うちの外壁はヤバいかも」という時期です。
本来であれば、そんな時期の前に外壁塗装を含むメンテナンスをするべきなのですが、そうなってしまった以上は仕方ありません。
そこで、そんなタイミングになっても後悔しないための事前準備を考えておきましょう。
塗装や補修の必要な個所を事前に打ち合わせする
優良業者と悪徳業者の最大の違いは、発注者にとって都合の悪い事実を指摘してくれるかどうかです。
例えばズボラすぎる家の所有者に対して「メンテが後手過ぎて、ここのコーキングはヤバいっすね」と正直に言われた方が的確な対処ができます。
ところが悪徳業者(もしくはそれに近い業者)は、「中々の状態なので、ばっちり持つように施工します」といった無責任な発言をするでしょう。
騙されないために重要なのは実地の調査をともなう確認作業で、これを怠って「施工してくれると思っていた」なんて言っても後の祭りです。
後で「言った、言わない」という論争をするのは人類史上最大の無駄なので、そうならないためにも事前確認を業者と一緒にしましょう。
見積書の内容をよく確認する
外壁塗装の見積もり依頼をするとき、避けるべきことは「知ったふりをしないこと」で、知らないことを何でも聞いておくことが重要です。
見積書を提示されたら、恥ずかしがることなく一つずつ細かく確認することで後々のトラブルを回避できます。
相手は塗装のプロフェッショナルかもしれませんが、業界の常識に染まっているからこそ新鮮な指摘に驚くことが多くなります。
業界人であればウレタン塗料よりフッ素塗料のほうが高いのが常識でも、素人からその理由を聞かれたら新たな発見があるはずです。
大事なポイントは書面で残しておく
一見、お互い信頼して契約したつもりでも口約束は後々トラブルの元になりがちな悪手だといえます。
もし、あなたが覚えていたとしても相手がとぼけたら証明する手立てがありません。
これは大手の塗装業者へ依頼したとしても同じで、最悪「そんな無責任な対応をした社員は退職して居ません」と言われるでしょう。
実際にこの「担当者がいません」という言い逃れは、バブル崩壊後の銀行で定番の言い逃れでした。
このような事態を避けるためにも、絶対にやってほしいことがあるのであれば口約束でなく契約書などに書面で残してもらうようにしましょう。
見積書が雑な塗装業者は避けるべき理由
見積書は、どの業者に外壁塗装を依頼するか判断するのか決めるための重要な検討材料なので、雑でデタラメな見積書を提示する業者は避けるべきでしょう。
そのような業者にはいくつものリスクが潜んでおり、避けるべき理由はハッキリしています。
そこで、見積書が雑な塗装業者で考えられるリスクと、それとは逆の優良業者を見定めるコツを考えてみましょう。
トラブルでも泣き寝入りする可能性が大きい
外壁塗装だけではなく一時リフォーム関連の悪徳業者が話題になっていて、そのような業者の特徴の一つが「見積書を意図的に曖昧にして騙す」というものです。
先ほども解説したような「〇〇工事一式」という表記の見積書を出してくる塗装業者は、ほぼ悪徳業者と思って間違いありません。
このような曖昧な見積書をもとに契約してしまうと、以下のようなトラブルが起こる可能性を考えておきましょう。
- 必要な工程が省かれ追加料金が発生する
- 仕様通りに施工されていない
- 粗悪な塗料あるいは薄めすぎの塗料を使われる
このようなトラブル事例では、気付いたときには「遅すぎた」ということが多いので、少なくとも急いで契約することだけは避けましょう。
優良な業者の特徴
優良な塗装業者には以下のような特徴を複数持っているので、できるだけ多く当てはまっている業者を探してみましょう。
- 施工実績が豊富で良い口コミがある
- 保証やアフターサービスが充実している
- 見積書の内容が分かりやすく説明も丁寧
このような塗装業者をいくつかピックアップして、見積書を比較することがオススメです。
それでも不安を感じるのであれば、「住み続けたくなる家に生まれ変わらせる」をモットーとする株式会社オネスト塗装へ一度ご相談ください。
分かりにくい外壁塗装への疑問に真摯に対応させて頂くので、どのような疑問でもご連絡をお待ちしております。
最後に
外壁塗装の見積書は、費用面で判断する唯一といっても良い判断材料で、それだけに中身をしっかりチェックすることが重要です。
しかし見積書が分かりにくい業者は、わざと曖昧な内容にしていることがほとんどなので、そのような業者は避けましょう。
良い塗装業者になるほど、お客様に理解しやすい見積書を作成するはずなので、業者選びの大切なポイントでもあります。
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代表からご挨拶
皆様はじめまして。
家の傷む箇所が増えてきたら、リフォームなども検討するところ。 それでも、外壁塗装を選ぶというのは、”愛着のある家を残す”という意思決定になります。 そんな節目に、もう一度戸建てを持った誇りを取り戻してほしい。それが私たちの願いです。 そんなあなたの意思決定を、私たちは最大限尊重します。
新築の設計のように、こだわりを忠実に再現します。 新築の家を建てるのは、一生に一度の大きな決断です。 パパッと決められるのはきっと嫌じゃなかったでしょうか?
新築気分をもう一度味わってもらうために、小さなことでもこだわりをお聞かせください。